ダイカストスリーブ/ツバ付ブッシュ用断熱材

ダイカストマシンのツバ付ブッシュの内側およびスリーブの外側に断熱材を取り付けることにより、溶湯の温度を下げずに金型に射出でき、スリーブ内凝固片の巻き込み不良の改善、破断チル層の低減になります。

断熱材をツバ付きブッシュの内側に取り付ける方法

1.ツバ付ブッシュを支給していただく場合

ツバ付ブッシュの内部を5~10mm程度削ったものを支給していただければ、弊社にてツバ付ブッシュの内側に断熱材を接着して納入いたします。

2.ツバ付ブッシュを支給していただかない場合

以下のような図面をいただければ、弊社にてパイプを四つ割りにした形状の断熱材を製作いたしますので、貴社にてツバ付ブッシュの内部を5~10mm程度削り接着してください。

断熱板をスリーブの外側に取り付ける方法

1.スリーブを支給していただく場合

スリーブを支給していただければ、弊社にてパイプ状の断熱材を製作し、スリーブの外側に取り付けて納入いたします。

2.スリーブを支給していただかない場合

以下のような図面をいただければ、弊社にてパイプ状の断熱材を製作して納入いたしますので、貴社にて取り付けてください。スリーブの外側に取り付けた断熱材が脱落しないよう、金属製のバンドなどで固定してください。

ダイカストマシン スリーブ/ツバ付ブッシュ用断熱材の効果(1)

実験方法

ダイカストマシンにスリーブを取り付けた状態でヒーターにてフル加熱いたしました。
プランジャーチップおよび冷却水関係の取り付けはしておりません。

【昇温時間】
断熱材無し(A) 断熱材有り(B) 効果(A-B)
37.8→300℃ 45.4分 29.3分 16.1分
37.8→328.7℃ 154.2分 66.6分 87.6分

ダイカストマシン スリーブ/ツバ付ブッシュ用断熱材の効果(2)

断熱材効果調査
概 要

スリーブを350度に加熱した後、自然放冷したときの断熱材有無のスリーブ温度を確認いたしました。

テスト条件
  • スリーブ重量:約10Kg
  • スリーブ下部温度測定
  • ユタカ産業製断熱材使用
スリーブ温度( ℃ ) 温度低下時間(sec)
断熱材無 断熱材有
350 0 0
300 31 53
250 67 118
200 114 210
150 189 365
100 341 636
結 果

上図の通り、350℃から100℃低下するまで約300秒の差があり、断熱効果があることが示されました。